経営指針物語 7

"第7話 企業目的"

横木 正幸

 

 ようやく長い時間をかけて、経営の原理・原則である「社会性・人間性・科学性」という「三つの第一」を理解することが出来た。そして、いくつかの正しい前提条件を設定する事により、見えないはずの10年先を見通すことも出来るのだと理解をした。
 いよいよ,経営指針の成文化に入る。まず最初に企業の目的をしっかりと定めることから始まった。これを「企業目的」というのだそうだ。
 その企業目的を作成するキーワードは,二つあるという。ひとつは、社会的役割の遂行をどうとらえるか。つまり、社会性と人間性が問われるページである。

そのためには、
 
一、我が社は何をする会社なのかをお客様に向けてはっきりさせ、社会的役割を明確にすること。
 ニ、社員の個性や独創性を強調し、社員の人間的成長を図るため、社員に大きな夢を与えること。


 つまり、ここでは経営者の器が要求されている。それでは経営者の器とは何だ?
 経営者の器=意欲×思考力×実行力×人望だという。意欲のない経営者をドジな経営者という。思考力のない経営者は羽かで、実行力のないのはグズで,人望のないのはケチなのだという。
 ヤル気の内ドジで,考えないバカな、実行しないクズなケチな社長にならないためにはどうしたらいいか?このページは腹を決めて壮大な夢を語らなければクリアー出来ないページだとわかった。
 しかし、またまた自分の夢のなさと小ささにつまづいて筆が進まない。過去を引きづっても夢は出てこないと分かっているが、過去から離れられない。総論は理解したつもりだが、いざ現実となるとまた別の世界になってしまう。

A、地域に輝くコーエイ印刷の構築を目指します。
B、「企業の発展」と「個人の豊かで幸せ」を一致できる会社を目指します。
C、社会に「必要不可欠」であり、「存在感」のある会社を目指します。
一、豊かな感性で、お客様の期待にお答えします。
ニ、あふれる活力で、お客様の期待にお答えします。
三、自信と誇りを持って、お客様の期待にお答えします。
四、ひとり一人の能力を十分に発揮できる会社作りに徹します。
五、働く楽しみ、作る喜びを提供し、豊かで幸せな生活の出来る会社作りを目指します。

と、いうような柱が出来あがった。

 と、一応書き終えて、ホッとした。なんとなく見えない世界が見えてきた感じである。しかし、これで本当にいいのかなぁ。

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